第3回家庭教育学級 「食育講座」

2019年12月2日(月)

本校栄養士の法橋先生を講師に迎え、20名の方にご参加いただき「食育講座」を開催いたしました。

前半は法橋先生から、給食についてのお話と、食育についてのお話を伺いました。

給食の献立は、子どもたちが一日に必要とする栄養素のおよそ3分の1を摂れるように考えられていますが、その中でも家庭で摂取しにくいカルシウムやマグネシウムなどについては、多めに摂れるように配慮されているそうです。おいしいだけでなく、安全な給食であるために、食材の搬入、洗浄、調理温度、調理器具や食器の管理などについても、非常にたくさんの決まりごとがあり、それらに則って作られています。例えば食材は3回洗うことが決められおり、食材によっては専用の洗浄ブラシもあるそうです。実際の詳しい調理の様子も、スライドを見ながらご説明いただきました。

食塩の摂取については、家の食事で一日に摂るべき量をほぼまかなってしまっていて、摂り過ぎになっています。学校給食の食塩の摂取基準は2.6グラムになっており、講座では実際に2.6グラムの食塩を手で持ってみて体感しました。食塩の摂取量を減らすために、香辛料や薬味を活用する、調味料は「かける」より「つけて」食べる、汁物は具だくさんにして食べる、というような工夫を教わりました。給食メニューの中で、人気メニューの生揚げの四川煮や新メニューの塩こうじを使った鶏肉のからあげの作り方も教わりました。塩こうじを使うと、塩分を減らすことができ、お肉も柔らかくなるそうです。

講座の後半は給食試食会で、その日の子どもたちと同じ献立の給食をいただきました。

献立は、「ミートボールカレー・キャベツのスープ煮・白パン・牛乳・ピーチゼリー」でした。とてもおいしく、また、実際に食べてみることで、伺ったお話をより深く理解することができ、参加者全員で楽しいひとときを過ごすことができました。

更新日時:2020年1月5日